運動の強さの設定←|→体脂肪は2種類
◆ 体の組成からみた脂肪 ◆
体を作る骨や筋肉は元素からできています。
・酸素:65%
・炭素:18%
・水素:10%
・他に窒素など
体脂肪は酸素、炭素、水素の3つの元素の組み合わせです。昔、学校で習った通りです。
脂肪はエネルギー蓄積、供給、蛋白質節約、女性機能発現など重要な働きがあります。
と言ってます。
多すぎると健康上問題が出てきますが、少なすぎてもまた問題が発生します。
◆ 大切なのは体脂肪率 ◆
ダイエットで体重が減少すると「ヤッター」となりがちですが、筋肉が落ちての体重減少では問題多々。脂肪の割合が重要で、体脂肪率が重要な数値となります。
その理由は余分な脂肪蓄積が病気のトリガになるからで、脂肪が過剰に蓄積すると、コレステロール、リン脂質、中性脂肪、遊離脂肪酸の血中脂肪が増え、動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞など重大な病を引き起こしすと警告されています。
重要なのは、体重ではなく、脂肪の割合=体脂肪率。
日本人の平均的な体脂肪率
・成人男性:15〜20%、
・成人女性:20〜25%
・若い方より、年配者のの方は脂肪の割合が多い
また、総コレステロール、中性脂肪、血糖、尿酸、血圧などは体脂肪率が高いほど大きな値を示している事が統計グラフで読み取れました。
体脂肪率が高いほど、心臓系・血管系の病のリスクが高くなります。
◆ 体に役立つ体脂肪 ◆
人が生きる為に必要なエネルギーは3大栄養素(糖質:炭水化物、脂質:脂肪、蛋白質)
から得られます。
この中でエネルギー源として重要なのが脂肪です。
・糖質:日々の生活・行動で逐次消費される。
・蛋白質:筋肉・骨・ホルモンなどの材料として使用されエネルギー源にならない。
・脂肪:糖質、蛋白質の2倍のエネルギーをだす。脂肪細胞に貯蔵できる。
又必要な時に取り出してエネルギーとして使用できる。
エネルギーの観点から体脂肪は重要で、体重60kgの人にはマラソン40回以上分
のエネルギーが蓄えられている計算になりました(電卓で割り算)。
◆ 病気の原因となる体脂肪 ◆
体脂肪は蓄積されやすい性質を持っていますが、過剰蓄積されると肥満。
肥満が原因でおこる病は、動脈硬化、高血圧、糖尿病、通風、関節炎など。
また、低すぎると骨粗しょう症、生理不順の原因になります。
(女性の生理には17〜25%の体脂肪量が必要。)
体脂肪は多いと問題ですが、少なくても問題です。